「おばあちゃんから」そして「おばあちゃんに」

こないだの日曜日に、父方の祖母の七回忌の法要に行ってきました、天気は快晴でお墓のある市営霊園の緑がとても気持ちが良かったです。とかいって明け方まで仕事だったもんで、一時からの法要にはギリギリ遅刻だったんだけどね、テヘ。
寺についたときには、お坊さんが木魚をポクポクする音が聞こえていて、本堂に滑り込んだ直後にお経が始まったっす、これってギリギリセーフ?
焼香したときに、祭壇におばあちゃんの笑顔の写真が飾ってあって、それを見たときにいろんなことを思い出したんだけど、今でも忘れないのはおばあちゃんが生前から葬式の一切の費用を自分で用意していて、その中には孫たちへのお小遣いも含まれてたってこと。それがなんかすごくおばあちゃんらしくて、貰ったときにはグッときたんだ。
まぁ、ばあちゃんから小遣いもらうのはそれが最後かと思っていたんだけど、この日の帰り際に叔母さんが「おばあちゃんからだからとっておいて」といって「お車代」をもらっちゃいました、さすがにこれは叔母さんが用意したもんだろうけど、そういわれると貰わないわけには行かないんだよね。そんなオレちゃんも一応は大人になったので、「おばあちゃんに」といって、香典を包んでみました。最初は「いいから」といって拒んだ叔母さんだったけど、オレが「おばあちゃんに」といって笑ったら、すっと笑って受け取ってくれました。孫はいくつになっても孫だし、甥っ子はいくつになっても甥っ子だけど、たまにはこういうのもいいでしょ。
キバって包んだんで、お車代と香典で差し引きマイナスになって、よっしゃオレもやっと一人前になったぜ!と思ったんだけど、帰りにヤボ用があって母方の叔母のとこに行ったら、意味なくお小遣いなどもらってしまい、けっきょく差し引きプラスになっちったよ。やっぱり甥っ子はいくつになっても甥っ子だってことだってオチでした。

*本日の一曲
Sinead O'Connor『My Darling Child』