ボートから降りるならもっと前に降りるべきだった

村上春樹の新作を読んでいます、発売からだいぶ経ちますがまだBook1の終わりのあたりです。なかなか読み進めないのです、忙しくてまとまった時間が取れないというのもありますがそれだけが理由じゃありません、もったいなくて一度には読めないという声もいくつか見かけましたがそれとも違うんです。
なんというか、読んでいると魂の核の部分を直接つかまれてぎゅうぎゅうと絞られるような苦しさを感じて、途中でページを閉じてしまうんです。僕も今までにたくさんの本を読んできたので、そのなかにはおもしろくてやめられなくて一晩で読み終えてしまった本もいくつかあります、そんな本たちと同じくらい、早く先を読みたい、物語がどうなるのか早く知りたいという気持ちはあるのですが、それでもなかなか読み進められないぐらい苦しいんです、たしかカフカの時もそうでした。う〜ん、なんてことを書いて少し気が紛れたので、また本の世界に戻ってきます。