熱心なのはわかるけど

ほぼ毎日、出勤前に近所のコンビニで朝食代わりのパンとタバコと缶コーヒーを買ってから原付にまたがるのですが、そこに30代ぐらいの主婦っぽい女性のアルバイトさんがいるんですよ。レジ袋はいらないとかnanacoを使うとかこっちの好みを覚えていてくれて、接客レベルはけっこう高いほうの人。
今朝いつものようにパンとタバコと缶コーヒーを手にレジに並んだ時、ちょうど近くに他の店員さんもお客さんもいなかったんですが、そっとメモ帳とペンを差し出してくるんですね、そんでなんだろうと思って見たら、メモ帳に「お名前は?」なんて書いてあって、「う〜ん、参ったなぁ」って気になったわけです。
いや別にオレに好意を持っているとかじゃなくて、常連さんの名前とか覚えてフレンドリー?な接客とかをしたいご様子なんです。メモ帳にはインデックスが張ってあって、ちらっと見えたインデックスには「宅急便」って書いてあったから、常連さんだけじゃなくて出入りする業者の人の名前とかもメモって覚えようとしているみたい。
オレも接客の仕事をしているわけですが、「お客さんと仲良くなる」ってことは大事なことだけど、例えば年齢とか職業とかのプライバシーにかかわることはこちらから積極的に聞いてはいけないと思うわけです。自然な会話の流れの中で、そういう質問を相手が求めていると感じた時にはあえて聞くこともあるけど、そうでもない限り意識して避けるべき質問っていうのかな。
仕事熱心で、彼女なりに良かれと思ってやっていることだとは思うけど、早く誰かに注意されて、そういう質問はしないほうがいいんだってことに気がつくといいなと思うことだよ。


*本日の一曲
Samurai Troops「100の質問」